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行商のお婆さんに商売の神髄をみた (#1997)~婚礼営業マン日記~

おはようございます。

営業レター講師の渡部です。

今日は夫婦でランチの日。

人気の店へ繰り出す予定です。

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<行商のお婆さんに商売の神髄をみた>


私の住むエリアには、毎週のように

魚屋のお婆さんが行商にやってくる。


80歳前後のお婆さんが私の街に

軽トラックに乗ってやってくるのだ。


最初その姿を見かけたときは、

≪え?この時代に行商?≫

≪近くにイオンがあるのに誰が買うのかな?≫

≪生活できるほど売れるのだろうか?≫

などと勝手に思っていた。


気になった私は軽トラの動きを注視してみた。


軽トラは毎回ほぼ同じ地点で停まり、

何やらゴソゴソと作業をし始める。


するとどうだろう。


周囲の家から1人、2人と年配のお得意さん

らしき人達が近づいてくるではないか。


そしてお婆さんと楽しそうに話し込んでいる。

最終的には当然のように魚を買っていた。


それを何ヶ所かで繰り返していたのだった。


私の見立てはこうだ。


軽トラが何曜日の何時に各エリアに来るのを

お得意さんは皆知ってる。


行商のおばあさんは、足の悪い年配者の

住民へ新鮮な魚介類を届ける。


お得意さんたちは、お婆さんとの会話を

ひとしきり楽しみ、魚を買ってお代を支払う。


そこに持続可能な小さな経済が確かにあった。


その一連のやり取りの中には営業という行為

営業の香りもまったく皆無。


売り手と買い手に上下の関係はなく、いつもの

井戸端会議のお仲間といった雰囲気。


自然にお婆さんの生業が成立しているのだ。


≪本来これが商売の原点なんだろうなぁ…≫


“商売の神髄”を見たような気がしました。





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