おはようございます。
昨夜の歓迎会に衝撃を受けた渡部です。
本番前日にコレだけ飲んだのは初めてです。
今朝はこれから講話に登壇します。
毎回のように緊張と嬉しさが混在しますね。
噛み過ぎないように精一杯やってきます。
*********************
<お客様をせかさない、あおらない>
現役時代、クロージング局面でのこと。
私:
『他のお客様に押さえられてもダメですし、
先ほど空いていた披露宴会場を仮押さえ
しておきましょうか?』
お客様:
『ウ~ン、まだ検討段階なんで結構です』
私:
『無料ですし、全くリスクはありませんよ』
お客様:
『いえ、本当に結構ですから・・・』
私:
「そうですか……」
私としてはお客様には何とか“仮予約”までは
持っていきたい思いが強い。
それがあせりを呼び、お客様本位ではなく
自分本位の強引な誘導トークとなっていた。
気づいた私は次のように修正した。
私:
『もしご希望なら無料で会場を仮押さえでき
ますよ。もちろん電話一本でキャンセルも
可能ですが、どうなさいますか?』
お客様:
『でもまぁ、親とも相談したいので…』
私:
『分かりました。では頭の片隅にでも無料の
押さえの件を覚えておいてくださいね』
というような内容でトーク終了。
なんとも執着心のない、淡白なセールスだと
思われる方もいるかもしれない。
だがここからが第2ステージの始まりなのだ。
その後「お礼ハガキや喜びの声」などの役立つ
資料をスケジュールを組んで段階的に届ける。
するとどうなるか?
後日かかってくるのだ。お電話が。
有難いことに値引き要求や無理を言われること
は、この場合ほとんどない。
私はこの方法に気づき、実施しはじめてから
本当に婚礼営業が楽しく感じてしまった。
以後、無理に売り込むような“愚行”は
ほとんどしなくなった。
「お客様をあせらさない、あおらない」は
やはり営業の真髄だと感じています。