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一見無駄なことが足腰を強くする (#1982)~婚礼営業マン日記~

おはようございます。

営業レター講師の渡部です。

就活中の次女がこの春5回目の帰省。

なんか最近やけに大阪が近く感じます。

悔いなく活動してほしいですね。

*********************

<一見無駄なことが足腰を強くする>


~現役時代の頃のこと~


ブログでは婚礼営業マン時代の話がメイン。


一方でホテルマンでもあった私は、当然、

婚礼以外の商品も販売しなければならない。


それこそ大ホールを使って、自社で主催する

イベントチケットにも販売ノルマがある。


以前上司と二人で真夏の炎天下の住宅地で

ポストインの人海戦術を取った。


ポストインとは、各ご家庭の郵便ポストへ

ひたすら商品チラシを入れていくこと。


これを真夏に7~8時間

日中の気温はゆうに35度超え


当時、クールビズなんて概念はなし。

当然ブレザーを着込んでの歩き作業。


正直、お供していた私は心の中で叫んでいた。

≪こんな古臭いやり方、効率が悪いだろう…≫

≪広告宣伝費を多少使って、バーっと

  新聞折込したほうが早いじゃないか~≫

≪地球温暖化のこの時代に、しかも真夏に

  やるなんて…勘弁してよ~≫


などと、例によって愚痴のオンパレード。


その日の夜、上司が一杯誘ってくれた。

言われた言葉は今でも忘れない。

上司:

『お前今日の長時間のポストインに、

 たぶん不満をもっているだろう?』

私:

『え?!いや(汗)、そ、そんな事は

 別に思っていませんよ…』

上司:

『売れるか売れないかじゃないんだよ。

 時にこういったドブ板営業をこなしながら、

 心の足腰を強くすることが大切なんだ』

私:

『ハァ…』

上司:

『この積み重ねが本当の自信に繋がるんだ』


当時はよく理解できていなかったが、

その後の仕事で思い知ることとなる。


私は30代半ばに、東アジアのインバウンド

セールス担当を兼任で任されていた。


不慣れなまま1人で台湾や香港へ渡り、

現地の旅行会社を片っ端から回っていく。


道も分からず、日本語も通用しない

ことも多く途方に暮れた事も。


ところがここで例の体験が役に立つ。


≪あの真夏の8時間のポストインに比べれば

 大したことじゃないな≫と思えたのだ。


私達の周辺業務には、一見すると

無駄に思えるものもあるかもしれない。


それでも正面から向き合うことで、

「精神の足腰」が鍛られ「未来の自分の武器」

に成長してくれるかもしれません。


そういった前向きな心の姿勢は、

必ず自分を強くしてくれると思います。




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