おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
久しぶりに実家へ来ています。
目的は母の家庭菜園の草抜きです。
プチ親孝行です。
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<沈黙をうまく使う>
トップ営業マン達は皆それぞれの武器がある。
喋りの上手い人、聞く力を持つ人、細やかな
配慮ができる人など実にさまざま。
その中でも特に私がすごいと感じるのは、
“沈黙をうまく使う人”だ。
できる営業パーソンはお客様と商談中に、
沈黙を使って意図的に「間」を演出する。
例えば、クロージングが苦手だった頃の
私のダメパターンがこれ。
~会場の空日程を確認し、割引特典を加味
した見積り提示もさせていただいた後の
クロージングの最終局面~
私:
『お客様、私なりに精一杯ご提案させてい
ただきましたが、いかがでしょうか?』
お客様:
『ウ~ン、そうですね。ウ~ン…』
~お客様との間に発生した沈黙に耐え切れ
ずに私のほうから口を開いてしまう~
私:
『いえ、そんなに迷っていらっしゃるなら、
答えは今スグでなくても構いませんよ』
お客様:
『ええ、そうですよね…』
私も含めてよくある下手なパターン。
重要場面を自らシャットアウトしてしまう。
次に“沈黙をうまく使う”Aさんの場合。
Aさん:
『お客様、私なりに精一杯ご提案させてい
ただきましたが、いかがでしょうか?』
お客様:
『ウ~ン、そうですね。ウ~ン…』
~この発生した「間」に対して、あえて
我慢して沈黙を保ち続ける~
お客様:
『良く理解できました。結論まで少し時間を
貰いたいので仮押さえはできますか?』
Aさん:
『結構ですよ。よくご検討くださいね』
この場合は『いかがですか?』と問われた
お客様のほうが、沈黙に背中を押されて
自ら次の展開を口にされたケース。
この流れこそ大事なのだ。
Aさんは“沈黙のタメ”をうまく使うこと
によってお客様の背中をそっと押した。
“沈黙”は相手に考えさせる時間を提供しつつ
、背中をそっと押す効果がある。
営業マンは“話す技術”も当然重要。
ですが“話さずに沈黙をうまく使う技術”は、
さらなる効果を生み出すようです。
要所要所で取入れてみてください。