おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今日から巨人は運命の9連戦を迎えますね。
初戦の相手はタイガース。一番重要です!
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<常に次の手を用意しておく遅攻型>
経験上、営業パーソンには2種類のタイプ
がいることが分かってきた。
・「一気呵成に決めようとする」速攻型
・「常に次の手を用意している」遅攻型
例えば婚礼接客でのクロージング場面
などでは、それがよく表れてしまう。
速攻型のプランナーは、
速攻型:
『先程の会場で80名様の場合、
このような見積り内容になります』
お客様:
『思ったより値段がいってますね~』
速攻型:
『もし今この場でお決め頂ければ、あと
〇〇万円お値引きさせて貰えるのですが』
お客様:
『え、そうなんですか?ただ、さすがに
今この場ですぐにという訳には…』
こんな感じの会話になりやすい。
担当者もこの局面を逃すと打つ手が
無くなるため必死になる。
一方で遅攻型のプランナーからすれば、
こうなることはすでに織り込み済み。
するとその後の対応が変わってくる。
~先ほどの続き~
お客様:
『え、そうなんですか?ただ、さすがに
今この場ですぐにという訳には…』
遅攻型:
『もちろんそうですよね。大切なことは
ご家族としっかりご検討ください。』
お客様:
『ですが後日になると〇〇万円の割引が
適用されなくなるのですよね?』
遅攻型:
『そうですが、一生に一度の事のほうが
割引よりも大切な事だと思いますよ』
お客様:
『分かりました、検討してみます』
遅攻型担当者からすれば、ここまでの展開は
毎度のパターン。
この後は準備してある「営業レター」を
段階的に検討中のお客様へお届けする。
途中、次のメッセージを手紙に添えて。
メッセージ:
『先日の割引の件、あれから上司と掛け合いま
して、適用させて頂ける事になりました!
ですので、安心してご検討くださいませ』
こんなメッセージが届けば、より前向きに
検討して貰える可能性が大きくなる。
次の手を予め用意しているからこその
流れるような展開にもっていける。
一気呵成に勝負を決めてしまう速攻型も、
もちろん魅力的な手法です。
ですが常に次の手を用意している遅攻型も
十分に味わい深い方法だと思うのです。