おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今日は仕事後、恩師と二人で
「温泉&焼き鳥」へ繰り出す予定です。
とても楽しみな週末です。
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<記憶力よりも記録力が自分を助けてくれる>
誰でも「記憶力」は重要だと思っている。
特に受験では暗記レベルが即合否に関係する。
では「記録力」の言葉はご存じだろうか?
文字通り、目の前であった事、聞いた事を
正確に記録していく能力のこと。
学生時代にこれを言われることは無い。
だがビジネスでは、とりわけ婚礼プランナー
にとっては非常に大切な能力となるのだ。
ご新郎新婦との打合せの際は、さまざまな
方向へ話が展開するのが普通。
一見何気ない会話のようでも、プランナーは
そんな時も留意しなければならない。
仮に初期の打合せの会話がこうだったとする。
ご新婦:
『チャペル式終了後に、テラスで何か
心に残るセレモニーをやってみたいわ』
私:
『例えばどんな内容のものですか?』
ご新婦:
『う~ん。今は思いつかないけど、あまり
他の人が過去にやってない事がいいな』
ご新郎:
『あ、だったら僕もその時サプライスで
何か笑いをとることをやってみたいな~』
私:
『ゲストと共に何か楽しめるワンシーンを
考えていくのは今後楽しみですね』
成約直後の双方の何気ない会話である。
だが担当者によってここで行為が分かれる。
この会話のポイントを記録する担当者と、
記録せず記憶に頼ろうとする担当者に。
記憶だけに頼る担当は忘却する可能性が高い。
今後の打合せでは決めなければならない項目が
、それこそ50も100もでてくる。
するとと当初の先程のセリフなど、
記憶が薄れてしまっても不思議ではない。
さらに担当だけでなく、発言したお二人自身も
忘れてしまうことも少なくない。
結局あやふやのままで当日を迎えてしまう。
これを避ける安全装置が記録なのだ。
打合せシートに、お客様のどんな些細な
要望でも書き留める癖をつけたい。
それをしておけば、後で読み返して
整理しミスを防ぐことが出来るから。
結局、記憶力よりも記録力が自らを
助けてくれる場面が頻繁に起こる。
私自身が何度も犯してしまったミスから、
自然とやり始めた防止策でもあります。
学生時代は「記憶力」こそが重要。
ですが社会人は「記憶力」と「記録力」の
両方が必要になってくるのです。