おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
県外の兄姉たちが実家へ帰省してきました。
ようやく“お盆”という感じがしますね。
私も明日から合流する予定です。
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<どうせするなら効果的な値引きを>
どんな業種であれ、営業マンならば「値引き」
の話からは無縁ではいられないと思う。
ただし一口に値引きと言っても、効果的な
ものと、そうでないものがあるらしい。
そのことで研修先の婚礼プランナーAさん
と、以前こんな会話になったことがある。
私:
『目の前の案件を受注するためには、やはり
値引きを使ったりするのですか?』
Aさん:
『あまりしませんね。大幅にやってしまうと、
後のお客様との打合せがやりにくくなるし、
実際のところあまり効果的ではないのです』
私:
『え?どういうことでしょう?』
Aさん:
『契約の為にそれをやると、お客様が主導権を
握るようになり要求が増す場合もあるので』
私:
『でも値引きを使わないなんて、この業界では
少数派のスタイルではないですか?』
Aさん:
『むしろ婚礼後に支払い代金の端数を目の前で
お値引きしたりすることはよくやります。
なぜか皆様非常に喜んでくれるんですよ』
Aさんの会場では婚礼後に、ご新郎新婦が直接
支払いにお越しになるケースが多いという。
例えば代金が「¥3,521,256」だと
すれば、端数の「¥21、256」目の前で
値引いてあげるらしい。
Aさん曰く、セールス段階で10万円の値引き
をチラつかせるよりも、このケースのほうが
数段お客様から有り難がられるとのこと。
婚礼に満足されていたお客様からすると、
最後にプレゼントを貰ったような気分で
大満足されて帰路につくそうだ。
同じ「値引く」という行為でも、どの局面で
値引くかによって「その価値と効果」が
変わってくるようです。
どうせするなら、ぜひ「効果的な値引き」
のほうを実践してはいかがでしょうか。