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希少性の原理と一貫性の原理の合わせ技

おはようございます。

営業レター講師の渡部です。

花粉症が少し気になりはじめました。

少しの間マスクが手放せません。

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<希少性の原理と一貫性の原理の合わせ技>

~ビジネス法則の続き~第6弾

希少性の原理とは

人は、残り少ない状況である「限定」などに

特別な価値を見出す
ことが実証されている。

多くの場合、「限定」というだけで

他人に自慢したり、うんちくを垂れる。

モノによっては、値段以上に

その価値を感じることすらある。

「数が少ない(減りつつある)物は価値が高いだろう」

という簡便法による「希少性の原理」の判断が

働くからと言われている。

具体例で言うと

Ⅰ:新聞折り込みのチラシに出ている
  「特売!この三日間限り!!」

とか

Ⅱ:TVショッピングで謳われる
  「この内容でこのお値段!残りわずか!」

などと、巷でよく多用されている。

特に女性は、この「限定」の響きに

反応しやすい傾向があるらしい。

これを婚礼営業の場面で考えてみたい。

具体例としては、

Ⅰ:婚礼プランの限定企画

Ⅱ:お申し込みの組数限定

Ⅲ:無料ご試食会の参加人数限定

Ⅳ:お日取りの仮予約など

Ⅰ~Ⅲについてはそのままだが

Ⅳについては少し補足説明したい。

「婚礼のお日取り」というのは

そもそも、それがそのまま限定商品になる。

〇年の〇月〇日の午後のその会場となれば

たった一つの商品(空間)しか存在しない。

ある意味、始めから希少性の原理そのもの。

業界人なら誰でも知っている。

が、この原理の使い方は人それぞれ。

見ていて私が“違うのになぁ”と感じてしまうのは

それを余りにも強調しすぎるケース

担当者:『今お申込みされないと
     明日にはお取りできないかも  
     しれませんよ!』

とか

担当者:『とりあえず、仮に押さえて
     おきましょうか。
     そのほうが安全ですよ!』

などの押しの強いトークに繋がりやすい。

なぜマズイのか?

これをやりすぎると、売り込み臭さ

カップルに伝わってしまう。

売り込まれている

お客様の脳が判断してしまうのだ。

それでは、お客様が引いてしまうし、

仮予約になったとしても、その後のキャンセル率が高くなる傾向がある。

それよりは

担当者:『仮に会場を押さえておき、一週間
     ゆっくりご検討して頂くことも
     出来ますが、いかがなさいますか?』

とか

担当者:『お客様のご負担がまったくない
     仮予約という方法がございますが
     ご興味はございますか?』

というふうに、あえてソフトな質問を

織り交ぜていって欲しい。

「仮予約」といった方法を示し

あえてお客様に選択していただく。

“担当者である自分はどちらでも結構ですが

お客様にとっては良い方法かもしれませんよ。

どうなさいますか?”


売り込み臭さ「ゼロ」でこのセリフを言うのがコツ。

お客様はそもそも興味があって、来館し

今その席に座っているのだから

お客様:『それではお願いします』

とおっしゃる確率はそこそこ高くなる。

さらに言うと、お客様が

『それではお願いします』と言った瞬間から

お客様自身に、あるビジネス法則が働いてしまう。

例の「一貫性の原理」である。

以前にもこのブログで書いたが

カップルは自ら判断して

仮予約をしたという立場に対して

その行動に一貫性を保とうと自らしてくれる。


というもの。

そう、ここからは勝手に自己説得してくれるのだ。

しかも、この一連の流れで

仮予約まで進んだお客様は

経験上、ほとんどキャンセルが発生しない

というオマケまでついてくる。

私も当初この効果に驚いたが

再現性のある効果的な方法です。

ぜひ取り入れてやって見ましょう。



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