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希少性の原理と一貫性の原理の合わせ技
希少性の原理と一貫性の原理の合わせ技
2019年02月21日
おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
花粉症が少し気になりはじめました。
少しの間マスクが手放せません。
*********************
<希少性の原理と一貫性の原理の合わせ技>
~ビジネス法則の続き~第6弾
希少性の原理
とは
人は、残り少ない状況である「限定」などに
特別な価値を見出す
ことが実証されている。
多くの場合、「限定」というだけで
他人に自慢したり、うんちくを垂れる。
モノによっては、値段以上に
その価値を感じることすらある。
「数が少ない(減りつつある)物は価値が高いだろう」
という簡便法による「希少性の原理」の判断が
働くからと言われている。
具体例で言うと
Ⅰ:新聞折り込みのチラシに出ている
「特売!この三日間限り!!」
とか
Ⅱ:TVショッピングで謳われる
「この内容でこのお値段!残りわずか!」
などと、巷でよく多用されている。
特に女性は、この「限定」の響きに
反応しやすい傾向があるらしい。
これを婚礼営業の場面で考えてみたい。
具体例としては、
Ⅰ:婚礼プランの限定企画
Ⅱ:お申し込みの組数限定
Ⅲ:無料ご試食会の参加人数限定
Ⅳ:お日取りの仮予約など
Ⅰ~Ⅲについてはそのままだが
Ⅳについては少し補足説明したい。
「婚礼のお日取り」というのは
そもそも、それがそのまま限定商品になる。
〇年の〇月〇日の午後のその会場となれば
たった一つの商品(空間)しか存在しない。
ある意味、始めから希少性の原理そのもの。
業界人なら誰でも知っている。
が、この原理の使い方は人それぞれ。
見ていて私が“違うのになぁ”と感じてしまうのは
それを余りにも強調しすぎるケース
担当者:『今お申込みされないと
明日にはお取りできないかも
しれませんよ!』
とか
担当者:『とりあえず、仮に押さえて
おきましょうか。
そのほうが安全ですよ!』
などの押しの強いトークに繋がりやすい。
なぜマズイのか?
これをやりすぎると、
売り込み臭さ
が
カップルに伝わってしまう。
売り込まれている
と
お客様の脳が判断してしまうのだ。
それでは、お客様が引いてしまうし、
仮予約になったとしても、その後のキャンセル率が高くなる傾向がある。
それよりは
担当者:『仮に会場を押さえておき、一週間
ゆっくりご検討して頂くことも
出来ますが、いかがなさいますか?』
とか
担当者:『お客様のご負担がまったくない
仮予約という方法がございますが
ご興味はございますか?』
というふうに、あえてソフトな質問を
織り交ぜていって欲しい。
「仮予約」といった方法を示し
あえてお客様に選択していただく。
“担当者である自分はどちらでも結構ですが
お客様にとっては良い方法かもしれませんよ。
どうなさいますか?”
と
売り込み臭さ「ゼロ」
でこのセリフを言うのがコツ。
お客様はそもそも興味があって、来館し
今その席に座っているのだから
お客様:『それではお願いします』
とおっしゃる確率はそこそこ高くなる。
さらに言うと、お客様が
『それではお願いします』と言った瞬間から
お客様自身に、あるビジネス法則が働いてしまう。
例の
「一貫性の原理」
である。
以前にもこのブログで書いたが
カップルは自ら判断して
仮予約をしたという立場に対して
その行動に一貫性を保とうと自らしてくれる。
というもの。
そう、ここからは
勝手に自己説得
してくれるのだ。
しかも、この一連の流れで
仮予約まで進んだお客様は
経験上、ほとんどキャンセルが発生しない
というオマケまでついてくる。
私も当初この効果に驚いたが
再現性のある効果的な方法です。
ぜひ取り入れてやって見ましょう。
#渡部
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