おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今日はZoom打ち合わせが入っています。
何度やっても冒頭が緊張してしまいますが、
ハキハキと喋りたいと思います。
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<人柄と価格の良心性を同時に見られている>
一人暮らしの知人が引っ越しをした際のこと。
2社から事前の見積りを取ったらしい。
A社担当者の当初の提示額は9万円台だった。
その後交渉の過程で途中6万円に、そして
最終的には4万円台前半に落ち着いた。
次のB社担当者は、最初は6万円台、
その後の交渉の結果、4万円台半ばに。
知人は迷った末、B社に依頼する事にした。
私は驚いて聞いてしまった。
私
『なぜ料金が高いB社にしたのですか?』
知人
『B社のほうがサービス内容も良かったし、
それにやっぱり人柄の問題かな』
私
『担当者の人柄のことですか?』
知人
『A社の担当は明らかに最初ふっ掛けてき
た感じ。結果的に半分以下の値引きな
んて、なんかウサン臭く感じてさ』
続けて知人はこう言った。
『引っ越しは新生活の最初のイベントだから、
良心的な業者と気持ちよく進めることが
一番重要なことだから』
私はこのエピソードを聞いてつくづく思った。
A社の担当者は、きっとあの値引きの手法で
ある程度の成績を上げてきたのだと思う。
だがテクニックに偏り過ぎたのだろう。
それを今回は知人に見抜かれ、不信感を
最初に抱かれてしまった。
挽回しようと、さらに半値以下まで下げた事が
逆に不信感に追い打ちをかけることに。
“営業の基本は誠実な姿勢と良心的な価格”
あらためて大原則を認識させられました。
私も含めた世の営業パーソンへの
戒めのように感じた一件でした。