おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今朝はこれから早朝セミナーへ参加してきます。
講師は同学年の女性社長のお方。
どんなお話か非常に楽しみですね。
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<お客様を焦らさない、煽らない>
現役時代ののクロージング場面でのこと。
私:
『他のお客様に押さえられるリスクもありますし
、この会場を仮押さえしておきましょうか?』
お客様:
『う~ん、まだ検討段階なんでいいです。』
私:
『無料ですし、まったくリスクはありませんよ』
お客様:
『いえ、本当に結構ですから…』
私:
『・・・・』
私としては、来館されたお客様にはその日に
何とか仮予約まで進めたいという思いが強い。
それが焦りを呼び、お客様本位の流れではなく
営業マン本位の強引な誘導トークとなっていた。
それに気づいた私は次のように修正してみた。
私:
『もしお客様がご希望でしたら、無料で先ほどの
会場を仮に押さえておくことができますし、
もちろん電話一本でキャンセルもできますが
どうなさいますか?』
お客様:
『そうですか…でもまぁ、親とも相談してからに
したいので』
私:
『分かりました。では頭の片隅にでも無料押さえ
の件を覚えておいてください』
というような内容でトーク終了。
なんとも執着心のない、淡白なセールスだと
思われる方もいらっしゃるかもしれない。
だがセールスとは実はここからが第2ステージの
始まりなのである。
その後、感謝ハガキやユーザーの喜びの声、
婚礼特別レポートなどの“営業レター”を
スケジュールを組んで段階的に郵送する。
するとどうなるか?
後日電話を頂く確率がグッと上がってくる。
初回では売り込み臭さを極力無くし、できるだけ
お客様の『ご要望』を引き出すのに注力する。
そうしておいて、後日“お役立ち情報”を
郵送でお届けする。
後は勝手にお客様のほうがいろいろ検討されて、
電話をかけてきてくださるというわけ。
しかもこの場合値引き要求はほとんどない。
私はこの方法に気づき、実施しはじめてから
心から営業が楽しくなってきました。
“お客様を焦らさない、煽らない” は
やはり営業の真髄だと感じてしまいます。