おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
就寝の際、タオルケットから布団へ変更。
ようやく秋の気候へ変わりつつありますね。
今年は本当にあまりにも長い夏でした。
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<沈黙は感動を誘う>
~昨日のブログの続き~
昨日は「沈黙」を商談で使う話をした。
だが、その威力は仕事だけものもでもない。
例えば、これまで多数の婚礼に出席してきたが、
披露宴はいくつものハイライトがある。
その代表が「花嫁の両親への手紙」のシーン
だが、ほとんどの人が涙を誘われてしまう。
ここまでは比較的よくあること。
さらに終盤の「新郎からの謝辞」へ。
通常、新郎が列席者への感謝の気持ちと
夫婦の新たな船出の決意を述べる場面。
本来はさほど涙腺が緩むシーンでもない。
ところが過去一回だけ、会場の全員が目に
涙をためた場面に立ち会ったことがある。
あまりにも感極まった新郎が、号泣して
冒頭から何も喋らなかった。
いや、喋れなかった。
長い沈黙がつづく。
そしてようやく沈黙を破り、最後の最後に
ほんのひと言だけ絞り出した。
新郎:
『ほ、本当に、有難うございました…』と。
会場は割れんばかりの拍手に包まれた。
本来、人は互いに言葉を交換して共振する。
でもむしろ言葉を使わない沈黙こそが、
心に響くこともあるのだと気付かされました。