おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今夏のイベントがほぼ終了しました。
例年にも増してヘビーな夏でした。
残りは少しゆっくり過ごします。
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<お客様が断った理由を鵜呑みにしない>
当然だが、営業は断られることも多々ある。
結果が全ての世界だから、その時のダメだった
理由などどうでもいいと思うかもしれない。
だが、それがどうでもよくないのだ。
「相手が断りたくなった要因・理由」が必ず
あるはずで、それを知ることが「断わられた」
経験を価値に変えられる事につながる。
現役時代の私はそこを曖昧にしていた。
例えば、お断りのお電話を受けたパターン。
私:
『その後、会場決めの活動はいかがですか?』
新郎新婦:
『え~、まぁ、じつは他で決めまして…』
私:
『え?そうでしたか…他社のどこが
当社より良かったのでしょうか?』
新郎新婦:
『価格や全体的に何となく良かったので…
すみません…』
よくこんな感じの会話で終わっていた。
その後、上司へは
『競合先との価格勝負で負けちゃいました』
と報告していたが、これが間違いのもと。
「価格」で負けていたというよりも、恐らく
「営業力と人間力」で負けていたのだ。
相手が「価格」を口にしたからといって、
それを鵜呑みにしてはいけない。
経験上、担当者への不満や物足りなさが原因の
場合、このフレーズを持ち出されやすいから。
つまり真因は他にあると考えて間違いない。
それを知ろうとしないから、改善も出来ないし
成長スピードも遅くなる。
断られた際には、頭を下げて本気で伺えば、
本音を教えてくれる方もでてきます。
お客様が断った最初の言葉を鵜呑みにせず、
しっかりと真の理由を確認してみてください。