おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今日は外国の知人としまなみ観光へ。
地元の店で接待の後は盆踊りへ繰り出す予定。
今日はヘトヘトになるまでアテンドします。
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<販売後のお客様を大切にし続ける>
皆さんは販売した後の顧客を、どれくらい
大切にフォローしているだろうか?
大半は「成約前の見込み客」へ意識を集中し、
時間とエネルギーを投入する傾向がある。
要するに、一度販売したお客様へのフォローが
手薄となる営業マンがじつに多いのだ。
じつは若い頃の私自身がそのタイプ。
当時は毎月のノルマを考えれば、それが
≪手っ取り早い≫と思っていたから。
ところが、本当に売れ続ける営業マンの
思考と行動はどうやら逆らしい。
以前に雑誌で読んだ地方で車のディーラーを
しているAさんの話。
この人は10年近くにわたって、全国で
トップレベルの営業成績を続けている。
10年も君臨するのは並大抵のことではない。
以下はその時のインタビューのやり取り。
記者:
『車をたくさん売る秘訣は何ですか?』
Aさん:
『顧客が知人を紹介してくれるのが大半です』
記者:
『つまり紹介案件が多いのですね?
何か特別なことをされているのですか?』
Aさん:
『いや~、何も特別なことなどしていません。
しいて言えば、顧客から携帯にかかってくる
困り事には24時間体制で対応しています』
自分の私用携帯番号を全ての顧客へ教え、
いつ連絡が入ってもすぐに対応するという。
それこそ、真夜中の路上で車のタイヤが
パンクしても駆けつけているという。
≪間違いなくソレだ!≫と確信した。
ここまで顧客へフォローし続ける車の
ディーラーはほとんど存在しないだろう。
ここまでの対応をされれば、顧客は喜び、
心から信頼してしまうもの。
自分の周囲の誰かが車を買うと聞けば、
ついつい紹介したくなるのも頷ける。
じつは現役時代は紹介営業が苦手だった。
「紹介営業」が得意な同僚を習って、その力を
つけていたらと少し残念な気がしています。
新規客はもちろん重要なこと。
だが安定的な営業活動の観点からすれば、
「販売後のお客様を大切にし続ける」ことが
最も重要である事をAさんから学びました。