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お客様の期待値を調整する (#2050)~婚礼営業マン日記~

おはようございます。

営業レター講師の渡部です。

昨日はうだるような暑さでしたね。

日中は水分補給をこまめに取るつもりです。

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<お客様の期待値を調整する>


以前の研修先の婚礼会場でのこと。


そこには複数のプランナーが在籍している。


その中でも毎回成績上位にいる2人の

やり手の担当者がいた。


両人とも成約率が良いのだが、興味深いのが

お客様へのプレゼン内容の違い。


Aさんの場合:

ご新郎新婦に対して、どんどん新しい演出や

現在流行っているやり方を提案する。


お二人も目を輝かせて、前のめりになり

当日の披露宴が既に大成功したかのような

雰囲気を打合せの時点で一瞬味わう。


いわゆる「期待値盛り上げ型」の接客。


Bさんの場合:

ご新郎新婦が特に気にしている要望点にのみ

絞り、丁寧に深堀りしていく。


要所は説明するが、余計な事まで話を広げて

必要以上に盛り上げようとはしない。


こちらは「期待値抑え気味型」の接客。


どちらも成約となるのだが、婚礼後の

「満足度」に違いが表れやすいのだ。


経験上、それぞれのご感想はこんな感じに。


Aさんが担当したご新郎新婦

≪最初いろいろな提案をしてくれたけど、

 本番は案外シンプルだったなぁ~≫

≪期待してたのとは少し違ったかなぁ≫


一方、Bさんが担当したご新郎新婦

≪もう想像以上に楽しかったです!≫

≪結婚式って、こんなに盛り上がって

 一瞬に感じてしまうものなんだな≫


なぜ、そんなことが分かるのか?


それは私自身がAとBの両タイプの打合せ法を

過去に試したことがあるから。


じつは上記のお客様のご感想は、その際

実際に私がお2人様から言われたセリフ。


結論を言うと、Aさんはお客様の期待値を

上げすぎてしまったのだ。


事前の期待値が上がれば上がるほど、

本番のハードルも上がってしまう。


そのハードルに本番の質が届かなければ、

消化不良となり不満足へとなりやすい。


一方のBさんはその辺りを熟知していた。


打合せではあえてホドホドの盛り上げに抑え、

ハードルを上げすぎないように調整していた。


すると本番のクオリティが期待値のハードルを

越えてくれやすくなる。

結果、それが感動と満足に繋がりやすい。


様々な仕事も同様だと思います。


時には「お客様の期待値を調整する」

やり方も導入してみてください。




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