おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
昨日はうだるような暑さでしたね。
日中は水分補給をこまめに取るつもりです。
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<お客様の期待値を調整する>
以前の研修先の婚礼会場でのこと。
そこには複数のプランナーが在籍している。
その中でも毎回成績上位にいる2人の
やり手の担当者がいた。
両人とも成約率が良いのだが、興味深いのが
お客様へのプレゼン内容の違い。
Aさんの場合:
ご新郎新婦に対して、どんどん新しい演出や
現在流行っているやり方を提案する。
お二人も目を輝かせて、前のめりになり
当日の披露宴が既に大成功したかのような
雰囲気を打合せの時点で一瞬味わう。
いわゆる「期待値盛り上げ型」の接客。
Bさんの場合:
ご新郎新婦が特に気にしている要望点にのみ
絞り、丁寧に深堀りしていく。
要所は説明するが、余計な事まで話を広げて
必要以上に盛り上げようとはしない。
こちらは「期待値抑え気味型」の接客。
どちらも成約となるのだが、婚礼後の
「満足度」に違いが表れやすいのだ。
経験上、それぞれのご感想はこんな感じに。
Aさんが担当したご新郎新婦
≪最初いろいろな提案をしてくれたけど、
本番は案外シンプルだったなぁ~≫
≪期待してたのとは少し違ったかなぁ≫
一方、Bさんが担当したご新郎新婦
≪もう想像以上に楽しかったです!≫
≪結婚式って、こんなに盛り上がって
一瞬に感じてしまうものなんだな≫
なぜ、そんなことが分かるのか?
それは私自身がAとBの両タイプの打合せ法を
過去に試したことがあるから。
じつは上記のお客様のご感想は、その際
実際に私がお2人様から言われたセリフ。
結論を言うと、Aさんはお客様の期待値を
上げすぎてしまったのだ。
事前の期待値が上がれば上がるほど、
本番のハードルも上がってしまう。
そのハードルに本番の質が届かなければ、
消化不良となり不満足へとなりやすい。
一方のBさんはその辺りを熟知していた。
打合せではあえてホドホドの盛り上げに抑え、
ハードルを上げすぎないように調整していた。
すると本番のクオリティが期待値のハードルを
越えてくれやすくなる。
結果、それが感動と満足に繋がりやすい。
様々な仕事も同様だと思います。
時には「お客様の期待値を調整する」
やり方も導入してみてください。