おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
午前中は事務処理関連の仕事の後、
昼からは床屋へ行ってサッパリしてきます。
今日も充実させたいですね。
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<トークにマイナス体験を織り交ぜる>
私たちの過去の失敗は、時に“貴重なネタ”に
なるのをご存じだろうか?
例えば講師の私はレター営業の体験話を話す。
内容がどうしても“営業レターの利点”に
まつわるエピソードが多くなっていく。
すると聴講者によって様々な反応がでてきて
、例えばこんな感想を持ち始める。
≪オイオイ、良いことばかり言ってるけど
なんかマユツバな感じだなぁ~≫
≪成功体験ばかり喋ってるが本当かな?≫
などと相反する感情を持ち始めるのだ。
だが本来この反応自体は自然なことでもある。
人間は「良いことばかり」列挙されると、
逆の「良くないこと」を探して、自らの均衡を
保とうとする習性があるという。
ショップで近寄ってきた店員がじょう舌に語る
姿に、何となくうさん臭さを感じてしまった
経験のある人もいるだろう?
あれと一緒のこと。
そのことに気がついた私は、営業レターの
「取り扱い上の欠点」や「失敗談」を適度に
織り交ぜる内容へと修正してみた。
結果、聞き手の興味があきらかに増した。
このことは商談場面でも同じこと。
売り手側の私たちは、ついつい「商品の
利点や素晴らしさ」だけを語りがち。
だが本来は“商品の欠点や過去の利用者の
失敗例”もセットで補足するほうがいい。
そのほうが信憑性が増し、聞き手は
いっそう興味を掻き立てられるようです。
接客や商談時には、あえて
“トークにマイナス体験を織り交ぜる”
ことも効果的な手法なのです。