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お客様の期待値を上げ過ぎないようにする (#1325)~婚礼営業マン日記~

おはようございます。

営業レター講師の渡部です。

今日は旧友夫妻を招いての食事会の日。

ビールとワインをしっかりと買い込んでます。

*********************

<お客様の期待値を上げ過ぎないようにする>


以前の研修先の婚礼会場でのこと。

そこには複数のプランナーが在籍している。


その中でも毎回成績上位にいる2人の

“やり手の担当者”がいた。


2人とも成約率が良いのだが、興味深いのが

お客様へのプレゼンの違い。


Aさんの場合:

ご新郎新婦に対して、どんどん新しい演出

や現在流行っているやり方を提案する。


お二人も目を輝かせて、前のめりになり

当日の披露宴が既に大成功したかのような

雰囲気を打合せの時点で一瞬味わう。


いわゆる「期待値盛り上げ型」の接客。


Bさんの場合:

ご新郎新婦が特に気にしている要望点に

にのみ絞り、丁寧に深堀りしていく。


要所は説明するが、余計な事まで話を広げて

必要以上にお二人のモチベーションを

盛り上げようとはしない。


こちらは「期待値抑え気味型」の接客。


どちらも成約となるのだが、結婚式後の

「満足度」に違いが表れやすい。


私の経験上、それぞれのご新郎新婦の

感想はこんな感じのものになりやすい。


Aさんが担当したお二人:

≪最初いろいろな提案をしてくれたけど、

 本番は案外シンプルだったなぁ~≫

≪想像してたのとは少し違ったかなぁ≫


これに対して、

Bさんが担当したお二人:

≪もう想像以上に楽しかったです!≫

≪結婚式って、こんなに盛り上がって

 一瞬に感じてしまうものなんですね≫


なぜ、こんなことが分かるのか?


それは私自身がAとBの両方の打合せ法を

過去に試したことがあるから。


じつは上記のお客様のご感想は、

その時実際に私が言われたセリフ。


結論を言うと、Aさんは“お客様の期待値を

上げすぎてしまった”ことが原因。


事前の期待値が上がれば上がるほど、

本番のハードルも上がってしまう。


上がったハードルに本番の質が届かなければ、

消化不良となり不満足へとつながってしまう。


一方のBさんはその辺りを熟知していた。


打合せ段階ではホドホドの盛り上げに抑え、

期待値を上げ過ぎないようにしていたのだ。


そうすれば本番の質が期待値を超えやすい。

結果、それが感動と満足に繋がるのです。


“お客様の期待値を上げ過ぎないようにする”

留意しながら取り入れてみてください。




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