おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今日は旧友夫妻を招いての食事会の日。
ビールとワインをしっかりと買い込んでます。
*********************
<お客様の期待値を上げ過ぎないようにする>
以前の研修先の婚礼会場でのこと。
そこには複数のプランナーが在籍している。
その中でも毎回成績上位にいる2人の
“やり手の担当者”がいた。
2人とも成約率が良いのだが、興味深いのが
お客様へのプレゼンの違い。
Aさんの場合:
ご新郎新婦に対して、どんどん新しい演出
や現在流行っているやり方を提案する。
お二人も目を輝かせて、前のめりになり
当日の披露宴が既に大成功したかのような
雰囲気を打合せの時点で一瞬味わう。
いわゆる「期待値盛り上げ型」の接客。
Bさんの場合:
ご新郎新婦が特に気にしている要望点に
にのみ絞り、丁寧に深堀りしていく。
要所は説明するが、余計な事まで話を広げて
必要以上にお二人のモチベーションを
盛り上げようとはしない。
こちらは「期待値抑え気味型」の接客。
どちらも成約となるのだが、結婚式後の
「満足度」に違いが表れやすい。
私の経験上、それぞれのご新郎新婦の
感想はこんな感じのものになりやすい。
Aさんが担当したお二人:
≪最初いろいろな提案をしてくれたけど、
本番は案外シンプルだったなぁ~≫
≪想像してたのとは少し違ったかなぁ≫
これに対して、
Bさんが担当したお二人:
≪もう想像以上に楽しかったです!≫
≪結婚式って、こんなに盛り上がって
一瞬に感じてしまうものなんですね≫
なぜ、こんなことが分かるのか?
それは私自身がAとBの両方の打合せ法を
過去に試したことがあるから。
じつは上記のお客様のご感想は、
その時実際に私が言われたセリフ。
結論を言うと、Aさんは“お客様の期待値を
上げすぎてしまった”ことが原因。
事前の期待値が上がれば上がるほど、
本番のハードルも上がってしまう。
上がったハードルに本番の質が届かなければ、
消化不良となり不満足へとつながってしまう。
一方のBさんはその辺りを熟知していた。
打合せ段階ではホドホドの盛り上げに抑え、
期待値を上げ過ぎないようにしていたのだ。
そうすれば本番の質が期待値を超えやすい。
結果、それが感動と満足に繋がるのです。
“お客様の期待値を上げ過ぎないようにする”
留意しながら取り入れてみてください。