おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
早朝勉強会の後は、明日の研修準備の予定。
抜かりなく進めたいですね。
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<値引きとオマケの違い>
商売で付きものなのが「値引きやオマケ」だ。
今の時代、定価販売だけに固執していては
、価格競争で敗れてしまうリスクもある。
が、私は基本的に「値引き」と「オマケ」は
異なる戦術だと思っている。
値引きというのは、そのままの商品やサービス
内容から単純に値段を割り引くだけ。
結局、売り手の“最終的な利益を小さくして
しまう行為”につながってしまう。
そのことに対する買い手の記憶と満足感も、
案外と持続しないもの。
だが、勝負所では効く引き算の戦術だ。
いっぽうのオマケというのは、そのままの値段
で商品に別の価値を付加すること。
売り手は“予定通りの利益を確保”した上で、
負担の少ないオマケでお客様の満足感を
上積みしようとする行為。
買い手は≪オ!何か得したぞぉ…≫という
余韻と記憶を後々まで残してもらえやすい。
だが、勝負所では「値引き」のインパクトには
敵わない足し算の戦術だ。
商売なのでどちらの戦術も有りだと思う。
しかし私が知る限り、この両方の戦術をバラン
ス良く使いこなしている営業は少ない。
多くの営業マンは長年の習慣で、どちらか
いっぽうに偏りが出てしまうのだ。
商売には常にお客様との
“押したり引いたり”が付きものです。
ぜひ状況を勘案しながら“足すと引く”を
バランス良く使いこなしましょう。