おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
早朝の散歩も何となく春の匂いがしますね。
愛犬も換毛期で抜け毛が半端ないです。
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<商品力はコミュ力で補う>
~現役時代の頃の話~
職場には2社の印刷会社の営業が出入りしてた。
ホテルは膨大な印刷物の需要が日々発生する。
フェアのチラシや婚礼のパンフなどを作る際は、
2社へデザインコンペと見積りをとるのが通例。
だが、ここに両社の個性が表れることとなる。
A社の提案はデザイン性がいい。
社内に腕の良いデザイナーがいるのか、毎回
それなりの見栄えのモノを提案してくれている。
B社の内容はデザインが今ひとつ。
素人の私が見ても、毎回≪なんか物足りない内容
だなぁ~。本当にプロを雇ってるのかなぁ~?≫
と感じるものが提案されてくる。
と、ここ迄なら読者はA社の方がより多くの仕事
を受注するのが当然のように思うかもしれない。
だが、結果はほぼ半々な仕事の受注状況。
なぜか?
答えは営業担当の動きにあった。
A社担当は忙しいのか性格なのか、依頼した案件
の進み具合がやや遅い傾向があった。
さらにその進捗の報告も無いことが多く、こちら
から電話をして確認することもしばしば。
一方B社担当はゆとりがあるのか性格なのか一度
仕事が始まるとリズム良く訪ねて来てくれる。
さらに進捗を小刻みにメール報告してくれる。
ある意味私にとって“背中の痒いところまでケア
してくれる”営業担当者だったのだ。
結果2社は適度な分量で受注が棲み分かれてた。
例え自社商品が他社のそれよりも商品力が劣って
いても“コミュ力でカバーできる”良い例です。
私自身もあのB社担当の細やかさを、
忘れず見習っていきたいと思います。