おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
昨日はFacebookで様々な方からお祝いの
メッセージカードをいただきました。
やっぱり嬉しいものですネ。
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<接客時間はホドホドに>
現役時、新規接客にかける所要時間は約2時間
だった。長くても2時間半といったところ。
商談は接客内容もさることながら、
その所要時間もじつは大変重要。
短すぎるとカウンセリング型の「3段階接客法」
でのセミクロージングまで行き着かないし、
長すぎるとお客様の集中力が低下し、イライラ
させてしまう恐れもあるから。
その意味において約2時間は短すぎず長すぎずの
丁度ホドホドの所要時間だと感じていた。
だが一方で住宅や婚礼などの営業現場では、どう
しても次のような声の圧力がかかりやすい。
≪来たお客様は一組も逃がすな≫
≪せっかくお客様と話せるチャンスなのだから、
誠意を伝えて出来る限り粘れ≫
≪他の会場に行かれる前に何とか決めてもらえ≫
などという有形無形の声が…。
この考えで接客を進めている担当者には、
遅かれ早かれお客様の方も気づいてしまう。
≪この担当者なんか強引だなぁ…≫
≪なんか妙に粘ってくるなぁ…≫
だが粘ったものの結果は期待に反しやすい。
そうなると商談そのものの空気が重くなり
明らかに逆効果となる。
しかも初回の印象が悪いため、その後の電話や
メールでのフォローも相手に警戒されてしまう。
営業である以上執着心が大切なのは間違いない。
ただそれをそのまま“粘りの接客時間”に繋げて
しまっては反作用が起こってしまうのです。
ぜひこのパラドックスに注意しながら、
接客時間を組み立ててみてください。