おはようございます。
営業レター講師の渡部です。
今日は来年用の手帳を買いに行く予定です。
例年2ヵ月前くらいに新調するのですが、
ここから年の瀬までが本当に早い気がしますね。
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<特典の功罪>
昨日は“値引きの功罪”についてお話しした。
では次に“特典”はどうか?
特典は何の問題も無いし健全な運用の仕方を
すれば、お客様にも喜ばれ効果絶大だと思う。
だが、一つだけ注意して貰いたいことがある。
特典を付与するそのタイミングである。
商談場面では駆け引きというものがある。
押したり引いたりしながら進めていくもの。
その時々でお客様の様子を見ながら、
タイミングよく特典を繰り出していく。
ハマればご新郎ご新婦は意気に感じてくださり、
成約に向けてグッと前進する。
しかし良くないのはこんな場面での使用。
お客様:
『いろいろよく検討したのですが今回はちょっと
別の会場で考えていますので…』
担当者:
『え?では前おっしゃってた〇〇の特典も特別に
つけますので、何とか考え直せませんか?』
お客様:
『いえ、もう他で決めましたので結構です…』
担当者:
『・・・。』
もう勝負ありの世界。
相手が自会場以外で決断をされ意思表示されたら
、その後に特典を繰り出しても全く意味がない。
意味がないどころか更なる“後味の悪さ”が
両者に残ってしまうのが普通。
お客様からすれば、
≪じゃあその特典のことを最初から言ってよ。
今頃になって伝えるのは良心的じゃないなぁ≫
と思われて当然。
若い頃、私自身がよくコレをやらかしたので
その苦い経験が身に染みています。
勝負が決まってしまった後の特典のご案内は、
案外と下策なのです。