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武器と弱点(893) ~婚礼営業マン日記~

おはようございます。
営業レター講師の渡部です。

坂本選手不在の巨人が、昨夜は
ベイスターズに競り勝ちましたね。

主将が戻るまで踏ん張って欲しいです。

*******************
<武器と弱点>

かなり前高校の部活仲間と同級会をした。

話は多岐に渡ったが、毎回必ず話題に
のぼるのが高校時代のハンドボール話。
『あの試合のあの場面はどうだったか』

『あの試合は、○○君のあのプレーの
 おかげで勝てたようなもんだ』

『俺にもう少し力があれば、あの試合は
 負けなかったのに』

等と延々とプレーの思い出話が続く。

不思議なのは毎回同じ失敗話が登場し、
毎回の如く同じタイミングで盛り上がる。
≪まったく変わらない連中である…≫

だが思い起こせば、彼らのプレースタイル
には、それぞれに特徴があった気がする。
いわゆる武器と弱点が。

例えば、
A君の武器は強烈なシュートと鉄壁の守備
弱点は1対1で攻める際のスピード不足

B君の武器は敵を翻弄するテクニック
弱点は割とよく反則を犯してしまう

キーパーのC君の武器はここぞという時
必ず敵の物凄いシュートを止めてくれる
一方、他愛もない簡単なシュートに
案外もろい場面もあった。

ちなみに私の武器といえば、スピードある
フェイントとジャンプ力。

1対1の場面、目の前の敵を
一瞬にして抜き去るのは得意だった。

が、その後がいただけない。シュート
スピードが遅く明らかに威力不足。
何度敵のキーパーにキャッチをされたか。

ハンドボールをやった人間なら分かると
思うが、これは相当屈辱的で恥ずかしい。

だがこのチームは実は案外強かった。

あの時は分からなかったが今なら分かる。
“ひとり一人があれで良かったんだと”

“不完全で弱いままの個”だったから
互いに補え合えたし、互いに頼り合えた。
(文句もさんざん言い合ったが…)

弱点は弱点のままでいい
各人の武器でチームに貢献すれば良い

これは仕事にも言えるような気がします。

それぞれの“持ち味”でこの社会に
参加すれば良いのだと思います。



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