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沈黙をうまく使う(661) ~婚礼営業マン日記~

おはようございます。
営業レター講師の渡部です。

何をするのにも気持ちいい季節ですね。
おかげで朝のブログもサクサク進みます。

今日も定例先の仕事日ですが
丁寧に進めたいと思います。

*******************
<沈黙をうまく使う>

トップ営業マン達は皆各々の武器がある。

喋りのうまい人、聞く力を持つ人、細やか
な配慮ができる人等じつにさまざま。

その中でも特に私がすごいと感じるのは、
“沈黙をうまく使う人”だ。

できる営業パーソンは、お客様と商談中に
沈黙を使って意図的に「間」を演出する。

例えば、クロージングが苦手だった頃の
私のダメなパターンがこれ。

~会場の空日程を確認し、割引特典を加味
 した見積り提示もさせていただいた後の
 クロージングの最終局面~

私:
『お客様、私なりに精一杯ご提案させてい
 ただきましたが、いかがでしょうか?』

ご新郎新婦:
『う~ん、そうですね。う~ん・・・』

~お客様との間に発生した沈黙に耐え切れ
 ずに私のほうから口を開いてしまう~

私:
『いえ、まぁそんなに迷っているのなら、
 答えは今スグでなくても構いませんよ』

ご新郎新婦:
『ええ、まぁ、そうですよね…』

私も含めてよくある下手なパターン。
クロージング場面を文字通り、自ら
シャットアウトしてしまった。

次に“沈黙をうまく使う”Aさんの場合。

Aさん:
『お客様、私なりに精一杯ご提案させてい
 ただきましたが、いかがでしょうか?』

ご新郎新婦:
『う~ん、そうですね。う~ん・・・』

~この発生した「間」に対して、あえて
 我慢して沈黙を保ち続ける~

ご新郎新婦:
『はい、内容は良く理解できました。
 結論を出すまで少し時間を貰いたいので
 会場の仮押さえはできますか?』

Aさん:
『結構ですよ。よくご検討くださいね』


この場合は『いかがですか?』と問われた
お客様のほうが“沈黙”に背中を押されて
自ら次の展開を口にされたケース。

この流れこそ大事なのだ。

Aさんは“沈黙のタメ”をうまく使うこと
によってお客様の背中をそっと押した


“沈黙”は相手に考えさせる時間を提供し
つつ、背中をそっと押す技
でもあります。

営業マンは“話す技術”も当然大切です。

が、“話さずに沈黙をうまく使う技術”
はさらなる効果を生み出します。

要所要所で意識して使ってみましょう。



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